鏡のお城のミミ

乙女はゆりかごを揺らして―鏡のお城のミミ (コバルト文庫)

乙女はゆりかごを揺らして―鏡のお城のミミ (コバルト文庫)

ぼんくら王子ご乱心.いや,あのヘタレは身分を捨てようとした初めっからヘタレ野郎だったな.なんかもう出番無いは,でたらでたでご乱心だわ,フィデルやベアトリスからも信用無いわで,ほんとエリックの株は大暴落だね.まぁエリックにとってもかなり生き地獄なんだろうけど.反面,お手の速いギヨームはなんか良い王様っぷりで,今までのスケベダメ親父キャラをすっかり払拭したし,夫婦仲も良好なようでなにより.
ミミが,エリックのことやクロティルドでのことを告白するときの,悲痛な感じが,すごく切なくて,もらい泣きしそうだというか,声の震えや辛そうな顔がイメージできて,とても良い叙述だった.
なんか大局がかなり動き出してしまったみたいで,これから大戦争に入ってしまうんでしょうかねぇ.フィデルも今巻では災難つづきで,エリックを逆怨み(井やむしろ正しいが)しちゃうししね.いよいよ佳境な感じですね.
ってゆーかクーが可愛いってゆーかクーは昔っから可愛い