別れる為の再会

彼女と過ごしたのは,高三の時の一年間のみで,実際特に親しかったというわけでも無いのですが,わたくしは彼女のことはかなり好きだったし,尊敬してたし,一緒に演劇をやったし,マスコット製作を何かと気に掛けてくれて度々手伝ってくれたし,彼女の笑顔に元気づけられたこともあったし,彼女を泣かせてしまったこともあったし,鮮鋭な気配をマシマロにすっかりくるんだような,柔らかい物腰と知性が同居する,素敵な女性でした.


僕から彼女に向ける言葉は「思い出をありがとう.」かな.彼女はもういないけど,記憶の中に軌跡が残ってる.僅かな時間だったけど彼女と多少の縁があったことを嬉しく思います.
どうか,彼女の眠りの安らかならんことを.