伯爵と妖精

伯爵と妖精 呪いのダイヤに愛をこめて (コバルト文庫)

エドガーとリディアの縮まらないじれったい関係もだんだん熱を帯びてきましたか．リディアもいいかげん素直になればいいのに．
プリンスの正体が明らかになるに連れて，話しの背景が複雑さを増してきていますが，よく練られて書かれているのでしょうね，矛盾無くまとまっているというか，一巻から張った伏線が回収されてるあたり，さすがという気がします．
この間から，エドガーが防戦から攻めに転じた感じがします．しかし復讐に燃えるエドガーを尻目に，周りの仲間はエドガーが復讐を果たすことよりも，過去から解放されることを望んでいるという構図もはっきりとしてきました．さてさてどういいう結末になるのか．