鬱状態の治療とかセルフメンディングのためには,料理が効果的だと思います.作るものを想像しながら,材料を買ったり料理したりするのは楽しいですし,それでおなか一杯になればきっと幸せな気持ちにまれます.ええ,たとえその全ての過程が独りで行われたとしても!
と言うわけで,今日はクリームシチューをつくりました.具は,カボチャ,サツマイモ,ブロッコリー,舞茸,ウインナーです.野菜は安かったものテキトウにというか,ジャガイモ,ニンジン,タマネギは使わないという自主規制の元で選ばれました.あと,牛乳のかわりに豆乳が投入されることは規定事項ですので,とろみがでやすい物をチョイスしたのでした.
ええと,結果から申し上げまして,「そこそこ食えるが沢山は要らない」という出来であります.が,これはわたくしの所為では無く,煮ている最中にかかってきた,市場調査の電話がイケナイのです.なんかPCとかハイテク製品に関する調査で,「Pentiumとはなんですか?」とかそんな感じの質問もあって面白かったのでついつい余計な事をしゃべりながら答えていたら20分ぐらい経ってしまって,つまり煮すぎたわけです.カボチャとサツマイモが殆ど煮くずれてしまって,ポタージュ状態になってどろどろに… ルーを入れる必要さえ感じませんでした.
なんだか離乳食みたいなどろどろ感ですが,味自体は悪くないのでまぁいいか.
セルフメンディングのために料理をする場合,気をつけなければならないのは,決して失敗をしては成らないと言うことです.もともと気分が沈んでいる状態で,怪我をしたり,料理が不味かったり,さらに慰めたり手当をしてくれる人が近くに居なければ,彼は打ち拉がれて,この世の無情と不条理を呪い,絶望を深めてしまうことでしょう.結構リスクテイキングな方法と言えます.今のところは若干胸焼けがしますが,気分は悪くないので一応成果はあったように思われます.