マイフェア・フェアリィ

新人.作者のHPを見る限りすごく愉快そうな青年みたいで,読む前から結構期待していました.
建物やファブリック,小物類の描写や,エドアルドとミリアルドの振る舞いのレトリックが,独特の比喩とリズミカルな調子で詩のように綴られる.さすが幻想文学専攻なだけあります.その分文章が冗長で内容は薄いかもですが,ストーリーの内容よりも情景をイメージするのが楽しくて,観賞用(?)として価値が見いだせそうです.
内容的にはツンデレ王子とヒロインの仲が今後どうなっていくのかが気になります.てゆーか陽介が邪魔過ぎ!ルナはこのまんま妖精の国に留まって,エドアルドと寄って離れてしてたほうが幸せなんだから,連れ戻そうとかしないで欲しいですね.