伯爵と妖精
- 作者: 谷瑞恵,高星麻子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/03/31
- メディア: 文庫
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珍しく(?)エドガーがいい人っぽく格好いい.貴族としての誇りと義務の尊さを盾にユリシスを口撃する台詞が,とても義侠心に熱くて素直に格好いいと思います.言葉だけでなく,自分の死を目前にして家付きの妖精バンシーをかばったりなど,行動も以前の彼とは異なってきています.
それからエドガーの立場も,本当の意味で青騎士伯爵家の使命と遺産を受け継いでしまったりと,大きく変わってきています.復讐に身を捧げる風だったエドガーですが,本編の後半では家やリディアを守るために生きたいと言ってたり.リディアもいい加減エドガーを信じてあげてもいいんではないかと.