映画観る

午前中から夕方まで学校で実験し,それから渋谷でasb氏と待ち合わせる.ここで,普段のわたくしなら,映画は女の子同士で見るものなのにとか書く所ですが,今回はそんな野暮な事は言いません.


エコール
内容については,毎日新聞の記事はあまり参考にしてもらいたく無いが,衣装は素晴らしいと思う.
外界と隔絶された,全寮制の女学校に,どこからか運ばれてきた棺桶から6才の少女が目覚め,7才から12才までの上級生に迎えられる所から物語が始まります.
その中で,それぞれの年代の少女達の悩みや,未来に対する不安を抱えながら成長していく様子が描かれます.学校自体の設定も非常に特殊で,男性が一切おらず,カリキュラムは生物とバレェを中心とした体育のみ.トラックノートの監督のインタビューに寄ると,少女達は"生命を存続させる為に準備をさせられている"との事で,しかしフェミニズム的な主張はなく,因習的な女性像を隠喩しながらも淡々と描写されていきます.
ええと,ぶっちゃけ,ぇーぁぃは百合を期待して見に行ったのですが,描かれる少女達の年代が幼年から思春期以前ということもあって,百合分はあまりありません.
映像的には,少女達の遊ぶ姿や,劇場でのダンスのシーンなどが幻想的でとても綺麗でした.それから脚の描写に拘りを感じました.
全体的に意味深でかつ意味の分からないシーンが散在していて,象徴的な意味を探して困惑させられる.また現実世界を前提として見てしまうとヨゴレなぇーぁぃは少女達の境遇について非常にネガティブな想像をしてしてしまうのですが,寓話として捉えるのが正しい見方のようです.
ええとたいへんどうでもいい事ですが,客層は,おおきなお兄ちゃんはむしろ少なめで,カップルとか,女の子同士とかも普通に居ました.


すき屋で夕飯を頂いて帰る.この日わたくしは,ハチ公前に鞄を置き去りにしたり,すき屋で傘を何処に置いたか分からなくなったりと,もう認知症かというほどに弱って居たので,さっさと寝る.