最後の晩餐その2

どうやら今日は,ニコラとA子に教える最後の授業だったらしい.金曜日が最後だと思っていたんですけど.
いや,この二人は通常金曜日に見てるんですけど,テスト対策がぜんぜんおっついてなくて,それが為に,特別に対策授業のコマを組んでくれろと申しあげて,今日授業やったわけです.で,それが金曜日の授業の前借りという形になってしまいました.
はてさて,そんなわけでわたくしが彼女たちに残すメッセージは,手紙という形を取らざるを得なくなったわけです.
なんと言いますか,さんざん辞めたいと言っていた割には,いざ辞めさせてもらえる事になると,微妙に未練がましく思ったりもします.いや基本的に,わたくしは自分の教え子はかなり好きなので(怪しい意味でなく!!).塾側としては,春から新人が4,5人入るとのことで,現状私は既に"要らない子"であります.どうせ去るなら惜しまれながら去りたい(←性格悪い)と思っていましたが仕方ありませんね.といいますか,事実上塾長不在の現状で,最近権力を増している塾長代理女史は最近わたくしの提案をかなり潰してくれるあたり(おかげさまで,新人旧人とのミーティングやら,懇親会やらは行われない線が濃厚です),割と冷遇されているような被害妄想をしてしまう今日この頃.新人君達にわたくしとかF井が見ていた生徒の情報を伝える必要はない,だそうで,その辺 女史の考えもあるのでしょうが,なんというかわたくしとしては,形のないものでも何か残して去りたいと思うところなので,寂しさを感じてしまいます.
そんなこんなで,女史を通じて手紙を残すことも,微妙に抵抗があったりします.あの人周辺もいろいろ人間不信になるような事が多いと思いますが,なんというか,辞める人間(わたくし)に対する割り切り方(多分もう仕事仲間だとは思われていない)と,必要な人間を引き留める話術の狡猾さとか,さすがセコセコと年を取ってきた大人はやることがエグイなーとか思ったり.おかげさまで,純情なF井はまんまとその任期を延長させられる事になりました.あーめん.
そんなわけで,かれこれ一年半ぐらいわいわいとやってきたF井と仕事上がりに飯を食らうのもおそらく最後の事でした(10月にも,これで最後だとか書いてる).
てゆーか,手紙書くのもなんかめんどくさいなーとか(ダメじゃん).書くなら四人分だしな〜.色紙に絵と格言でも描きましょうか.ホントは口で言いたかったんですけどね,機会を逃してしまったので仕方ないですね.