最後の晩餐その3

今日は,わたくしにとっては最後の勤務日でありました.結局,長く面倒見てきた教え子の学習記録に一言メッセージを残しただけで,特別なことはしていません.わたくしは開校当時から2年と4ヶ月,うち教室では最古参であり,且つ最長期間勤めました.そのなかでわたくしが学んだことと言えば,愛とは無償のものだ と言うことです.(給料もらってるやんとか無粋な突っ込みは無視ね,わたくしなら倍もらったって罰あたらないし,現にそういってスカウトしてくれる塾もあるんだから)
どんなに生徒を心配して,生徒の為を思って言葉を掛けても,生徒がそれに応えてくれるとは限らない,ということです.いえ,ちゃんと応えてくれる生徒もいました.でも,想いの伝わらないこともなかなか多いわけで.そんな中でも講師が匙を投げるわけにはいかないし,生徒に裏切られても生徒の為を思って動かなければならない.ほんと辛い片思いのようです.
いや,少年少女の心ぐらい,軽く掌握してこそカリスマ講師なのでしょう.結局わたくしに力がなかったということは認めざるを得ません.子の将来を案ずる親の子が,マトモな大人になるとは限りません(ぇーぁぃ含む).重要なのは,気持ちや願いではなく方法です.気持ちばかりが先行して,またこれをいい訳にして,方法のまずさを反省しないのは全くもって愚かな事かと思います.愛とは無償のものだとか言ってないで,わたくしにはもっと出来ることがあったに違いないでしょう.
さてさて,そんなわけでホントに仕事が終わってしまいました.おかげさまで,わたくしは減収となり,また外出機会や,他人と話す機会を失い,引き籠もり度とメンタルバランスの悪さがいっそう増すことが予想されます.あまり腐り過ぎないように注意が必要です.