古城ホテル

倉瀬春はロリっ子を書かせたら天才だと思いました.
ヒロインのウルリーカ(13歳)の微妙にマセた変なお嬢様言葉を使ったり,子供特有の歯に衣を着せない物言いで主人公を罵倒したり,それで主人公にしっかり懐いてたりで,とても可愛らしい.わたくしもこういう小娘に翻弄されたいです.
微妙な年頃の娘に対する接っしかたに,主人公セトが戸惑う様子もとても共感できます.
ストーリーは,メルヘンと言うことで(?)わりと突拍子もない内容.なんというか,ちょっと急ぎすぎで,もっとページ書いてほしい感じがしました.あんまり大作の匂いはしませんが,気を抜いて読めるシリーズになるかと.