日光 鬼怒川温泉旅行 一日目

道連れは同郷のEric.そんなわけで野郎二人旅です.台風の接近もあって,天気が心配でしたが,あたくしの日頃の行いが良い所為か,からりと晴れてとても良い陽気.日差しが暑ぐらいでございました.


昼頃日光駅に到着.駅前の「らんぶる」というお店で湯波料理(日光では湯葉でなく湯波と書くそうです)を頂く.このらんぶると言う店の名前は もちろんランブルローズにあやかっており ウェイトレスさん同士のキャットファイトを拝めるというイベントが発生するとか 言う事は全くなく,普通の大衆食堂ですので,誤解しないで下さい.

頂いたのは湯波蕎麦.ラーメンとかカレーとか置いてる,ノンポリ丸出し癖に,一著前に蕎麦は手打ち,しかも結構美味い.湯葉はロール状で嵩高く食べ応えがありました,ってゆーかこんなモシャモシャと湯葉を食べたのは人生で初めてかも.



次は,駅前にある「さかいや」というお店の,あげ湯波まんじゅう.その場で揚げたてを1つからでも売ってくれる.一個150円なり.表面に見える天ぷらの衣見たいのが,湯波のなれの果て.食感は天ぷらの衣のようですが,微妙に香ばしい,ってゆーかあんこが美味しい!



こちらは表参道の入り口にある,神橋(しんきょう).世界遺産.わーるどへじていと.
わたるのに520円掛かります.あたしは眺めるだけ.



二社一寺を見て回った時のスナップ.行って先ずびっくりすのは,とにかく巨木が多いの何の.樹齢数百年,数メートルの幹を持つ,おそらくは杉の木が,ごっろごろと林立しているのは,まさしく霊山と呼ぶのにふさわしい雰囲気であります.それぞれの建物の名前はすっかり失念してますが,さすがは世界遺産というか,絢爛豪華とはこういう物かと,見せつけられる思いでした.日本にこういう場所があったのかと,正直驚きました.



一通り見て回ってから退散.このころには,階段や坂に打ちのめされた脚がすっかり疲弊しておりました.茶屋で一服.

「宮前だんご」の抹茶セット,500円.このお店,なんと江戸時代から続く超老舗.団子は米の食感が残り,たれは黒砂糖と味噌を使ったもの.苦い抹茶ととても良く合い,大変美味にございました.


電車を間違えながら,鬼怒川温泉の宿にたどり着いたときには,外はすっかり真っ暗.宿は「御宿 一富士」というところ.ここ,値段が安く,貸し切り露天風呂があり,なにはともかく料理が美味い.夕食は豪華な食材を使った物は無いものの,板長の工夫に富んだ田舎料理 怒濤の13品.どれも手が込んでて,大満足でございました.


ちょっと話は変わりますが,この日の宿泊客はわたくしども二人が最後の到着で,他のお客さんは既に夕食の席に着いていたり,食べ終わっていたりという状況でしたが...見渡せど見渡せど,周りは若いカップカップカップルばかり!同姓同士のグループなんてウチらしかおらんやんっ!何ですかね,このわき上がる敗北感と,ルサンチマンはっ.しかも,到着の遅れた私どもは,風呂にも出遅れた事になります.ここは風呂場2つあるのですが,両方が貸し切りにできると言う事で,空くまで待たされるという事に.なんというか,客がカップルばかりなのにもうなずけます.ああもう,下世話で下衆な話はこのくらいにしておきたいですが,そうと知っていれば,なんとしても一番風呂に入りたかったと思うのはしかたのない事でしょう.
ここは貸し切り状態以外にも,札によって男湯,女湯などを宣言することが出来るので,我々は来る物は拒まずの精神で,男湯の札を掲げて入浴しました.ここで入ってくる余所の人がいればさぞ親睦を深められたことだろうと思いますが,男湯の戸を開けて入ってくるお客さんは終ぞおりませんでした.
帰り道で買った生和菓子を部屋で頂きました.

創作和菓子屋「おしゃま」の豆乳羊羹.おしゃまの名の通り,この店にはアンダーティーンの看板娘がハイカラな格好でいて,訪れた男性客に向かい「早く決めなさいよ,この愚図っ」っと罵ってくれたりとか(それはおしゃまとは違う),そんな事は一切無く,さらに言うと,店の名前も「おしやま」であって断じておしゃまではありませんでした.研究室への土産もここで買いました.


歩き疲れていたわたくしどもはさっさと布団に入り,さっさと寝るつもりでしたが,肥大したルサンチマンによりピロートークに花が咲き,野郎二人でアイちゃんと灯里さんごっこをまで初めてしまうという喪男ぶりを発揮してしまうのでした.もちろんわたくしがアイちゃん役でした.どうでもいいです.
二日目につづく